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第3番 変ロ長調 K.281 第3楽章

第1番から第6番までが、同じ時代の作品と考えられています。第1番から第3番は、エネルギッシュで、明るく瑞々しく、特に、この第3楽章は華麗さと自由を感じます。
 演奏していますと、瑞々しい一音一音で、幸せが体からあふれ出しているところに、短調の中間部が、不安を誘うピチカートで現れます。さらに、私は決断をせまられ、答えを出すと、再び最初のメロディーが現われます。その1小節前の1つの和音で解きはなたれるなんて、本当にすごい!と感じます。