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第4番 変ロ長調 第1楽章

この曲を一言で表すなら「優美」という他、何という言葉が当てはまるでしょうか。冒頭の4小節は、人の声のようにも聴こえる暖かさがあり、一瞬でこの曲の虜になってしまいます。
 弾いていますとピアノ協奏曲を演奏しているような気持ちにもなり、柔らかい弦楽器の音やホルンとファゴットの音も聞こえてきます。
 モーツァルトのピアノソナタの中で第1楽章にAdagioを持ってきている唯一の曲です。ピアノはオーケストラの音を出せる楽器だと、私は思っています。