紗井六耀(本名 市田 聡)
京都市出身。13歳の頃より楽曲制作活動を始める。その頃、特にボブディランやウッディーガスリー、ピートシーガーなどのフォークソングに傾倒し、かつジャズやクラシック音楽など幅広く愛好していた。
当時、作曲した音楽はいわゆるフォーク調であったものの音楽性は単調でなく特有の世界を持っていた。
作曲活動は20歳位まで続け約40曲ほどを書き上げたが、その後は、医学の道に進み大阪大学病院から国立循環器病センター(現 国立循環器病研究 センター)において長らく臨床検査技師として心臓病診断検査に従事していた。
大阪大学大学院医学研究科博士課程修了後(医学博士)、心臓病看護教育活動を開始し、心臓病看護教育団体の会長を務めている。心電図や心臓病診断看護に関する著書が多く あり、特に「心電図のハート先生」として全国の看護師を始めとした医療関係者に、その名は広く知られている。
現在、一般社団法人 心臓病検診推進センターのセンター長を務めている。
ただ、ここ最近の音楽状況に憂いを感じ、改めて楽曲制作活動を再開し、ピアニスト平野実貴との共同作業でさまざまな作品を制作し、なかでも、脚本も音楽も全てがオリジナルのオペラ「夢」は、多くの音楽愛好家から絶賛されている。また、音楽作品をテーマとした短編小説も執筆し、いくつかの作品はラジオドラマとしてKBS京都ラジオなどで放送された。